趣味なんだからいいじゃない。

パチ組みガンプラやったり、アガベという観葉植物を育てています。

オザケンとボク

どうも、cheyamanaです。

 

今回は、というか初めてガンプラではないネタでブログを書いてみようと思います。

 

先日、小沢健二さんの新譜が発売されましたね!

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アルペジオ(きっと魔法のトンネルの先)』

タイトル長いな。笑

もちろん買うさ。

結論から言おう。

めっちゃ良い。

 

シンセからのギターからのカントリー調からのオザケンからの吉沢亮からの二階堂ふみのフルコース。

極めつけはカップリング曲。

満島ひかりと『ラブリー』でのセッション。

最高じゃないか。

あんた何やってんだよ。とツッコミたくなる。

 

そもそも何故、吉沢亮二階堂ふみが楽曲制作に携わっているかというと『アルペジオ(きっと魔法のトンネルの先)』は岡崎京子原作の映画《リバーズ・エッジ》の主題歌(このタッグ、90年代感半端ない。笑)となっており、出演している2人が参加しているということのようだ。

参加と言っても歌うというよりはラップ調に詩を朗読するといったスタイルだ。

これがまた良いんだな。(歌詞カード見ないと何言ってるかわからないところが多々あるが、それはいつものオザケンも一緒だし。)

満島ひかりに関してはオザケンがホスト役を務める配信番組『Tokyo,Music&Us 2017-2018』からの絡みであろう。(僕は見ておりませんが…)

余談ではあるが、満島ひかり小泉今日子化が進んでるように感じるのは僕だけ?笑

ともあれ今のシーンを代表するような2人の女優とセッションとは。なんとも羨ましい限りである。

ともかく昨年の19年ぶりにもなる表舞台への復活から小沢健二という人物に振り回されっぱなしである。今年で50歳となるおじさんに。笑

(そもそもガンプラを再開したのもオザケンが19年ぶりに復帰と聞いて僕も19年以上ぶりに何かしようと思ったのがきっかけである。影響され過ぎ。笑)

 

 

 

僕の小沢健二に対する思い出はこうだ。

思い返せば先輩に教えてもらったフリッパーズギターから始まり、その当時日本ではまだ馴染みの無かったHIPHOPアーティストなどが楽曲制作の際に用いるサンプリングなどを率先して取り入れ、王子様キャラはパクリや盗作などといった外野の声を嘲笑うかのようだった。

今では当たり前のように使われるfeaturingという言葉でさえスチャダラパーとのあの名曲で一般に知れ渡ったように思う。

言葉選び、常に先を行くそのスタイルに当時から僕は魅了され、振り回されっぱなしだ。

B'zやミスチル、ドリカム、ビジュアル系、小室ファミリーなどが全盛を迎える時代。

そのあまりにもオシャレで頭1つ、いや、2つ3つと抜け出ていた(上にあげたアーティスト達がセンスが無いという意味では無い。)そのセンスを当然のようにカッコいいと僕は言えなかったように思う。それは僕が東京とは程遠い田舎に住んでいたからなのか。思春期特有の自己表現に対する意味のない恥じらいだったのかもしれない。

僕がそんなことをしている間にオザケンは表舞台から身を引き、それと同時にオザケンの曲を耳にする機会を自然と失っていった。

空白の時が過ぎ、数年前(奇しくもオザケンが表舞台を去った20代後半になった)僕はCD整理の際にこれまた名盤『LIFE』を発見し、懐かしさに浸りながらCDプレーヤーの再生ボタンを押す。歌詞カードに目をやる。10代前半の頃には理解し得なかった言葉たちが軽快なリズムに合わせて空白の時間を埋めるかのように浸透してくる。僕は思った。「やっとオザケンに追いついたのかな。」と。音楽は聴き手のあらゆる経験やシュチュエーションとリンクするんだなと改めて思った。それ以来、車でのBGMはオザケンとなっていた。

 

そして昨年の見事な復活劇。僕にとっては「このタイミングで!」というのは言うまでもない。『流動体について』を発売日に入手して歓喜と不安が入り混じった複雑な心境で聴いたのは記憶に新しい。歌い方こそ少々変わった部分もあったように感じたがそんなことは僕にはどうでも良かった。

そこにはオザケンがいた。

帰って来た。

ただ帰って来ただけでなく特有の言葉回しや疾走感はそのままに一皮も二皮もむけたオザケンだ。と同時に東京に憧れたただの田舎少年のあの頃の自分も大人になったことに気づく。ほのかな哀愁までもを身につけたオザケンにまた先を越されたことに悔しさなどと言う感情はなくむしろ心地良ささえ感じる。自分が次の人生のステージに上がる時、オザケンはどんな風に歌っているのだろう?

楽しみになった。

 

その時までオザケンを聴いていよう。

 

 

 

 

 

 

 

 

なぁ〜んちゃって。笑

 

とにかく今回の新譜も相当良いです!

皆さん是非聴いてみてください!